カラオケはその時々の技術を応用してさまざまなものを作ってきましたが、現在主流となっているのは特に「通信カラオケ」と呼ばれるタイプの物です。
では一体これはどういったものなのかと言うと、ざっくりと言ってしまえば「電話回線やインターネット回線を使って音楽などのデータをやり取りするタイプのカラオケ」となります。
データを相互に通信してカラオケを行うことから「通信」カラオケと呼ばれているわけです。
さて、ではどうして通信カラオケが主流になったのかと言うと、理由としては情報通信とそれにまつわるツールの爆発的な普及が特に大きいものとして挙げられます。
数十年前はパソコンを使って一瞬でギガバイト単位のデータをやり取りできるなど想像もできないことでしたが、現在ではギガバイトどころかその上のテラバイト、ペタバイト規模の通信も可能になりつつあります。
もちろん実用的な速度、価格になるまでにはまだしばらくの時間がかかるでしょうが、こうした高速インターネット回線の普及によってカラオケもデータを必要に応じてサーバーから送ってもらえばよくなり、それによってレーザーディスクなどの記録媒体で音楽データの更新を行う必要が無くなりました。
これによって全国どこでも最新曲がすぐに配信されるようになったために需要が増大し、それによって供給も増えたわけです。
もちろん技術は常に進歩しているわけですから、今後の未来に現在のものよりもさらに便利でクオリティの高いシステムが登場する可能性は十分あります。
ただ現状で言えば、この通信タイプのカラオケが最も主流であると言えるのです。